足つぼとは
日本では「足つぼ」という名前で一般的に知られていますが、英語では「リフレクソロジー(Reflexology)」と呼ばれています。
Reflex(反射)とLogy(学問)で「反射療法」とされます。最近ではリフレクソロジーという言葉でも日本では普及しています。
リフレクソロジーは体の臓器・器官が反射投影されている足や手、その他の部分を刺激することにより健康増進、体質改善などをはかる療法です。
リフレクソロジーの効果
Reflex(反射)とLogy(学問)で「反射療法」とされます。最近ではリフレクソロジーという言葉でも日本では普及しています。
リフレクソロジーは体の臓器・器官が反射投影されている足や手、その他の部分を刺激することにより健康増進、体質改善などをはかる療法です。
リフレクソロジーの効果
- 血行が良くなる
- 自然治癒力の回復・免疫力の向上
- リラクゼーション効果
- 睡眠の改善
- 痛みの軽減
リフレクソロジーの歴史
古代リフレクソロジー
Ancient depiction in a Pyramid in Saqqara (Physician's Tomb) Source: Pinterest
紀元前2330年に描かれたとされるエジプト・サッカラにある墓のなかで発見された壁画。足や手を揉んでいる図が描かれています。
患者 ー "Don't hurt me(痛くしないで)"
施術者 ー "I shall act so you praise me(私のことを褒めたたえるように施術します)"
紀元前2330年に描かれたとされるエジプト・サッカラにある墓のなかで発見された壁画。足や手を揉んでいる図が描かれています。
患者 ー "Don't hurt me(痛くしないで)"
施術者 ー "I shall act so you praise me(私のことを褒めたたえるように施術します)"
Source: Marcel's Kid Crafts
仏陀の足裏に描かれているシンボル。インド、中国からもリフレクソロジーの伝統が見つかります。紀元前1000年ごろに書かれた中国の最古の医学書『皇帝内経』のなかで「観趾法」が登場します。1300年代にはマルコ・ポーロが中国のマッサージの本をイタリア語に翻訳し、ヨーロッパにリフレクソロジーとマッサージが紹介されます。1582年、ヨーロッパのアダムス医師、アタティス医師によってゾーンセラピーに関する本が出版されます。
近代リフレクソロジー
仏陀の足裏に描かれているシンボル。インド、中国からもリフレクソロジーの伝統が見つかります。紀元前1000年ごろに書かれた中国の最古の医学書『皇帝内経』のなかで「観趾法」が登場します。1300年代にはマルコ・ポーロが中国のマッサージの本をイタリア語に翻訳し、ヨーロッパにリフレクソロジーとマッサージが紹介されます。1582年、ヨーロッパのアダムス医師、アタティス医師によってゾーンセラピーに関する本が出版されます。
近代リフレクソロジー
Source: Reflexology Malahide
近代リフレクソロジーの父はアメリカ人医師のウィリアム・フィッツジェラルドです。体に十本の垂直の線を引き、それぞれのゾーンごとに関連があるとし、1917年『ゾーンセラピー』という本を発表しました。その後、シェルビー・ライリー博士によって水平方向に三本の線が加えられ、さらに発展します。1930年代、アメリカ人理学療法士のユーニス・インガム女史が足の特定の部位が、体の臓器・器官に反射投影しているとし、「フットチャート」を作りました。
現代リフレクソロジー
近代リフレクソロジーの父はアメリカ人医師のウィリアム・フィッツジェラルドです。体に十本の垂直の線を引き、それぞれのゾーンごとに関連があるとし、1917年『ゾーンセラピー』という本を発表しました。その後、シェルビー・ライリー博士によって水平方向に三本の線が加えられ、さらに発展します。1930年代、アメリカ人理学療法士のユーニス・インガム女史が足の特定の部位が、体の臓器・器官に反射投影しているとし、「フットチャート」を作りました。
現代リフレクソロジー
Father Joseph Eugster, reflexologist Source: Taiwan English News
現在のリフレクソロジーの主流は主に東洋式・西洋式の二つに別れ、手法に違いがありますが、基礎となる概念はアメリカの近代リフレクソロジーが元になっています。台湾発祥の若石健康法は、スイス人宣教師のジョセフ・オイグスターが広めたものです。
現在のリフレクソロジーの主流は主に東洋式・西洋式の二つに別れ、手法に違いがありますが、基礎となる概念はアメリカの近代リフレクソロジーが元になっています。台湾発祥の若石健康法は、スイス人宣教師のジョセフ・オイグスターが広めたものです。
東洋式と西洋式の違い
現在のリフレクソロジーは主に二つの主流に分かれています。
東洋式リフレクソロジー
西洋式リフレクソロジー
東洋式も西洋式もベースとなるリフレクソロジーの概念は同じです。人によって好みが分かれるところで、どちらが良いという訳ではありません。人によっては強い方が効果がありそうだと考える人もいますし、弱い方がリラックスして効果があると考える人もいます。
東洋式は左足から施術を始めることが多く、西洋式は右足からです。これは諸説ありますが、東洋式では心臓に近い左足から施術することで心機能を向上させてから施術を行い、また西洋式では逆に心臓から遠い右足から施術をすることで心臓に負担をかけないなどがあります。
東洋式リフレクソロジー
- 刺激は強め
- 指の関節などを用いた手法
- 強く施術することで健康改善効果を高める
西洋式リフレクソロジー
- 刺激は弱め
- 指の腹などを用いた手法 (サムウォークテクニック)
- 優しく施術することでリラクゼーション効果を高める
東洋式も西洋式もベースとなるリフレクソロジーの概念は同じです。人によって好みが分かれるところで、どちらが良いという訳ではありません。人によっては強い方が効果がありそうだと考える人もいますし、弱い方がリラックスして効果があると考える人もいます。
東洋式は左足から施術を始めることが多く、西洋式は右足からです。これは諸説ありますが、東洋式では心臓に近い左足から施術することで心機能を向上させてから施術を行い、また西洋式では逆に心臓から遠い右足から施術をすることで心臓に負担をかけないなどがあります。